皆さんは、「that was close」というフレーズをご存知でしょうか。
「that was close」?そんな初心者丸出しのフレーズ、今時、小学生でも訳せるぜ!
ってな感じでしょうか。
いやはや、心強い限りです。
that が「あれ」で、wasが「○○だ」で、closeが「近い」(動詞の場合は「閉じる」ですが)でしょ。
これをつなげれば、「あれは、近かった」。
楽勝楽勝!・・。
実はこれ、そういう意味ではありません。
確かに、英語を直訳すれば、「あれは近かった」、となりますが・・。
よくよく考えてみてください。
そんな奇妙な日本語ありますか?
皆さんは、今までの人生で、「あれは近かった」なんてフレーズを自分の口から発したことがありますか?
おそらくないはずです。
いやいや、これはあくまでも英語であり、アメリカやイギリスなど、英語圏の国では、そういう使い方をするんじゃないの?
と思われる方もいるかもしれません。
しかし、英語圏の国でも、これは、皆さん思っているような意味、つまり、何かしらの物質が、距離的に近かった、という意味で使うことはありません。
いや、場合によっては使うこともあるでしょうが、より一般的な意味があります。
じゃあ、どういう意味なのかと言うと・・。
日本語で一番しっくりくる訳し方は、ずばり
「ヤバかった」
です。
That was closeを使う具体的なシーン
ヤバかった・・。
若い人を中心に、このフレーズは日常的に使われているのではないでしょうか。
具体的なシーンとしては、そうですねえ、例えば、スマホを落としそうになったときとか、授業にギリギリで間に合ったときとか(遅刻せずに済んだ)。
これに関しては、私自身、似たような経験をし、それを友人に話したところ、「that was close」と、言われました。
要するに、もう少しで、良くない状況に陥っていた時に使われるフレーズなのです。
ここでは、些細な状況について説明しましたが、もっと危険度の高い状況でも使われます。
例えば、横断歩道を渡っているとき、信号を無視した車が、猛スピードで突っ込んできたとしましょう。
それをギリギリで避けれたときなんかも、「that was close」は使われます。
他にも、兄弟と一緒に何か悪ふざけをしていて、それが親に見つかりそうで、だけどもバレなかったときなんかも、しっくりきますね。
そもそも何に近かったのか?
ここから浮かび上がってくるのは、that was close、のthatが一体全体に何に近かったかと言うと、それは「危険」だということです。
そう、危険に近かったというわけなんですねえ。
先ほどは、ヤバかった、と表現しましたが、危なかった、というのが、より分かりやすい表現になるかと思います。
いずれにしましても、この「that was close」は、非常によく使われるフレーズであり、覚えておいて損はありません。
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