外国人の方と英語で話すのは初めて、という時に失礼な言葉にならないだろうか、という不安にかられることはよくあることです。
相手への敬意を重んじる日本人だからこそ、そういった不安はより強いことと思います。
私も初めて海外旅行に行った時には英会話を習ったこともなく、外国人の方と話すことが不安でしかありませんでした。
そんな私をみて、旅行に同行した友人がこれさえ覚えておけば、あらゆる場面に応用できると教えてくれたのが「Excuse me? I would like to~」です。
このフレーズは自分がやりたいこと、お願いしたいことを丁寧な表現で伝えるフレーズです。
「~」の部分に自分がやりたいことに対応する動詞をつけることであらゆる場面に応用することができます。
「Excuse me? I would like to~」の使用例
例えば、自分がタクシーに乗って観光地のAという場所に行くとします。
その時にタクシーの運転手に行先を伝えるためにこのフレーズをつかいます。
この場合、「Excuse me? I would like to go to A.」とタクシーの運転手に伝えます。
すると、タクシーの運転手はAまで連れて行ってくれるでしょう。
また、レストランで自分が欲しいものを伝える時にもこのフレーズが使えます。
例えば、オレンジジュースが飲みたいということをレストランの従業員に伝えたいとします。
その時には、「Excuse me? I would like to drink orange juice.」というとその従業員さんにこの人はオレンジジュースが飲みたいんだということが丁寧に伝わります。
その後に、「Please give me a glass of orange juice.」とでも言っておけば、オレンジジュースを1杯注文することができます。
なぜ「I want to~」ではなく、「I would like to~」なのか
「I would like to~」と似たような表現で「I want to~」という表現もあります。
むしろ日本の英語教育では、「I want to~」という表現の方がよく耳にするでしょう。
ではなぜわざわざ「I would like to~」と言うのかというと、相手に敬意を表したいからです。
「I would like to~」は丁寧語のようなもので、これを使うことによって話す相手に敬意を表すことができ、相手とのそれ以降のやりとりで優しくしてもらえる可能性が高くなります。
もちろん関係がぎくしゃくするよりは、良好な関係を築ける方が自分にとってはプラスになると思うので、あえてこのフレーズを使うのです。
ぜひ初めての海外旅行の際、不慣れな外国人と話す機会がある際にはこの表現を意識して会話してみてください。